3GBのデータ通信が使えるおすすめの格安スマホ8選

SIMカード

格安スマホのデータ通信量でもっとも定番なのが「3GBプラン」です。

動画視聴やゲームを毎日利用するヘビーユーザーを除いて、大多数の人は3GBプランを契約すれば問題ありません。

3GBプランは定番なので、ほとんどの格安スマホで用意されています。

選択肢が多いのはメリットですが、逆に種類が多すぎてどれを選べば良いか迷うかもしれません。

そこで本記事では3GBの格安スマホを選ぶポイントと、おすすめの格安スマホをまとめました。

なお、本記事で取り扱う価格はすべて税抜きです。

3GBの格安スマホを選ぶポイント

3GBの格安スマホを選ぶポイントは以下の通りです。

  • 月額料金・キャンペーンをチェックする
  • データ繰り越しや速度切り替えに対応しているかどうか
  • 通信速度もチェックする

月額料金・キャンペーンをチェックする

スマホと通帳

3GBプランを選ぶ際は月額料金とキャンペーンをチェックしましょう。

多くの格安スマホで用意されている3GBプランですが、月額料金はバラバラです。

少しでも安く利用したい人は月額料金をしっかりチェックしてください。

3GBの音声通話SIMは月額1,600円が相場です。

それ以下のものは割安と言えますし、逆にそれ以上のものは割高と言えます。

また、多くの格安スマホではお得なキャンペーンを多数実施中です。

内容や条件は格安スマホによりますが、基本的には3GB以上のプランからキャンペーンの対象となります。

格安スマホを利用する際は、キャンペーン情報もしっかりチェックしてください。

データ繰り越しや速度切り替えに対応しているかどうか

3GBプランを利用する際は以下の機能に対応しているかもチェックしましょう。

  • データ繰り越し:余ったデータ通信量を翌月に繰り越す
  • 速度切り替え:高速通信と低速通信を任意のタイミングで切り替える
  • バースト転送:低速通信でも最初の読み込みだけ高速通信が使える

データ繰り越しは余ったデータ通信量を翌月に持ち越して利用できる機能です。

余ったデータ通信量を無駄なく使えます。

データ繰り越しイメージ(3GB)

速度切り替えは高速通信と低速通信を切り替える機能です。

低速通信中は通信速度が遅くなりますが、データ通信量を消費しません。

速度切り替えでデータ通信量を節約し、余ったデータ通信量を繰り越して旅行や出張に備える、といった使い方も可能です。

さらにバースト転送に対応していれば、低速通信中も最初の読み込みだけ高速通信が使えます。

低速通信でも、SNSやウェブサイト閲覧くらいなら問題なく利用可能です。

いずれも必須ではありませんが、あると便利な機能ばかりです。

低速通信を活用したい人や、データ通信量が余る月がある人は上記の機能に対応しているかをしっかりチェックした上で選びましょう。

通信速度もチェックする

3GBのプランを利用する際は通信速度もチェックしましょう。

一般的に格安スマホは大手キャリアより通信速度が遅いです。

とくに平日お昼や夕方など、回線が混雑する時間帯は多くの格安スマホで著しく速度が落ちてしまいます。

3GBプランを契約する人はSNSやウェブサイトをそれなりに利用するでしょうから、それだと困りますね。

格安スマホの中には混雑時にも速度が落ちない、通信速度に優れたものもいくつかあります。

通信速度を重視する場合は、通信速度についてもしっかりチェックしてください。

ただし、通信速度に関しては公式サイトでは分かりません。

SNSで口コミを調べるか、格安SIMの通信速度計測のような通信速度計測サイトを活用しましょう。

3GBのデータ通信が使えるおすすめ格安スマホ8選

3GBのデータ通信が使える格安スマホのうちに、とくにおすすめなのが以下の8つです。

格安スマホ月額料金
(音声通話SIM)
データ繰り越し速度切り替えバースト転送
BIGLOBEモバイル1,600円××
IIJmio1,600円
(従量制プランは×)
LINEモバイル1,480円××
LinksMate1,620円×
mineoAプラン:1,510円
Dプラン:1,600円
Sプラン:1,950円
OCNモバイルONE1,480円
UQモバイル1,980円
Y!mobile2,680円×××

それぞれの特徴やメリット・デメリットについてチェックしていきましょう。

BIGLOBEモバイル

項目内容
月額料金データSIM:900円
音声通話SIM:1,600円
追加チャージ100MB/300円
データ繰り越し
速度切り替え×
バースト転送×
低速通信の速度制限なし

格安料金で動画をたくさん見たい人におすすめなのがBIGLOBEモバイルです。

有料オプション「エンタメフリー・オプション」を利用するとYouTubeやApple Musicといった動画・音楽サービスがデータ通信量を消費せず使い放題になります。

とくに動画視聴はデータ通信量の消費が激しく、本来なら10GB以上のプランを契約しないといけません。

BIGLOBEモバイルなら3GBプランにプラス480円(データSIMなら+980円)で動画が見放題です。

動画・音楽サービスのヘビーユーザーでスマホ代を安くしたい人にはBIGLOBEモバイルがおすすめですよ。

BIGLOBEモバイルは速度切り替えとバースト転送には対応していません。

低速通信を活用したい人には不向きです。

IIJmio

項目内容
月額料金データSIM:900円
音声通話SIM:1,600円
追加チャージ100MB/200円(従量制プランは不可)
データ繰り越し
速度切り替え
バースト転送
低速通信の速度制限3日あたり366MB

IIJmioはサービス内容が充実しており、データ通信の使い勝手が優秀です。

データ繰り越し、速度切り替え、バースト転送の全てに対応しています。

さらにデータシェアにも対応しており、最大3枚のSIMカードで容量シェアすることが可能です。

利用するデータ通信量がそこまで多くない夫婦や、タブレット・サブ端末でもデータ通信を使いたい人に向いています。

月額料金は標準的ですが、毎月のように月額料金や端末代が安くなるセールを実施中です。

なお、IIJmioには3GBプランが2種類用意されており、使い勝手が微妙に異なります。

ミニマムスタートプラン従量制プラン
回線ドコモ回線、au回線au回線
データ繰り越し×
追加チャージ×
データシェア2枚3枚

ドコモ回線を利用したい人はミニマムスタートプラン、それ以外の人は従量制プランがおすすめです。

LINEモバイル

項目内容
月額料金データSIM:980円
音声通話SIM:1,480円
追加チャージ0.5GB/500円
1GB/1,000円
データ繰り越し
速度切り替え×
バースト転送×
低速通信の速度制限なし

LINEモバイルはLINEやSNSのヘビーユーザーにおすすめです。

データフリーオプションにより、LINEやSNSが使い放題になります。

全部で3種類のオプションがあり、月額料金と対象サービスが異なります。

オプション名月額料金対象サービス
LINEデータフリー無料LINE
SNSデータフリー280円LINE、Twitter、Facebook
SNS音楽データフリー480円LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC、AWA、Spotify

SNSデータフリーを契約すれば月額1,760円で3GBのデータ通信が使え、さらにLINEやTwitterが使い放題です。

SNSのヘビーユーザーならLINEモバイルにすることでスマホ代を大幅に節約できます。

速度切り替え・バースト転送は非対応なので、低速通信を使いたい人には向きません。

LinksMate

項目内容
月額料金データSIM:900円
音声通話SIM:1,620円
追加チャージ100MB/200円
1GB/1,000円
データ繰り越し
速度切り替え
バースト転送×
低速通信の速度制限3日あたり300MB

LinksMateはゲーマーにおすすめの格安SIMです。

月額500円の「カウントフリーオプション」に加入すると、70種類以上のゲームがデータ通信量を消費せず使い放題になります。

音声通話SIMでも2,120円で済むので、大容量プランを契約するよりお得です。

特定のゲームと連携するとオリジナル特典ももらえます。

通信速度も比較的速く、ゲームとの相性も抜群です。

月額料金は特別安くないため、ゲームをしない人にはあまりメリットがありません。

また、速度切り替えはできますがバースト転送には非対応です。

しかも直近3日間で300MB以上使うとさらに制限されてしまいます。

低速通信を活用したい人はバースト転送対応の格安スマホを選びましょう。

mineo

項目内容
月額料金Aプラン:データ900円、音声1,510円
Dプラン:データ900円、音声1,600円
Sプラン:データ990円、音声1,950円
追加チャージ100MB/150円
データ繰り越し
速度切り替え
バースト転送
低速通信の速度制限なし

mineoはデータ通信の使い勝手の良さが特徴です。

データ繰り越し、速度切り替え、バースト転送はすべて対応しています。

低速通信の速度制限もないので、うまく活用すればデータ通信量を大幅に節約することが可能です。

さらにパケットシェアやパケットギフト、フリータンクなど、他のユーザーとデータ通信量を分け合える機能が豊富に用意されています。

シェアプランはありませんが、家族で利用する際もデータ通信量を分け合えるので便利です。

3キャリアすべての回線に対応しており、端末やエリアに合わせて選べます。

au回線のAプランは月額料金も安いです。

反対に、ソフトバンク回線のSプランはデータSIM・音声通話SIMともに月額料金が高めに設定されています。

とくに音声通話SIMは相場より350円も高いです。

ソフトバンク回線を安く使いたいならLINEモバイルを選びましょう。

OCNモバイルONE

項目内容
月額料金データSIM:880円
音声通話SIM:1,480円
追加チャージ1GB/500円
データ繰り越し
速度切り替え
バースト転送
低速通信の速度制限月に1.5GB前後使うとさらに制限

データSIM・音声通話SIMともに3GBプランとしては月額料金が最安クラスです。

しかもドコモ回線の格安スマホとしては通信速度も速く安定しています。

通信速度が速いドコモ回線の格安スマホを利用したい人におすすめです。

MUSICカウントフリーにより、対象の音楽サービスをどれだけ使ってもデータ通信量を消費しません。

音楽サービスを頻繁に使う人にもおすすめです。

データ繰り越し・速度切り替え・バースト転送対応にも対応しています。

ただし低速通信を契約プランの半分(3GBプランなら1.5GB)ほど使うとさらに制限されます。

低速通信を利用する場合は使いすぎに注意してください。

UQモバイル

項目内容
月額料金データSIM:980円
音声通話SIM:1,980円
追加チャージ100MB/200円
500MB/500円
データ繰り越し
速度切り替え
バースト転送
低速通信の速度制限直近3日間で6GB以上

通信速度を重視する人におすすめなのがUQモバイルです。

格安スマホの中でもトップクラスの速さと安定性を誇ります。

平日お昼や夕方など、回線が混雑する時間帯でも通信速度が落ちません。

データ繰り越しや速度切り替え・バースト転送にもしっかり対応しています。

低速通信の速度が300kbpsと、他の格安SIMより速いです。

+1,700円で電話の完全かけ放題も利用できます。

通信速度を重視しつつ、電話をたくさん利用する人にも向いています。

月額料金は1,980円とやや高めです。

ただし家族割を利用すれば2回線目以降は月額1,480円と、OCNモバイルONEなどと同水準になります。

Y!mobile

項目内容
月額料金2,680円(音声通話SIMのみ)
追加チャージ500MB/500円
データ繰り越し×
速度切り替え×
バースト転送×
低速通信の速度制限なし

大手キャリアに近い使い勝手を維持したい人におすすめなのがY!mobileです。

10分かけ放題が標準で付属しているほか、+1,000円で完全かけ放題も使えます。

キャリアメールやキャリア決済にも対応するなど、使い勝手は大手キャリア並みです。

通信速度も比較的速く安定しています。

ただし、データ繰り越し・速度切り替え・バースト転送はいずれも対応していません。

低速通信の速度は300kbpsと比較的速いですが、利用できるのはデータ通信量を使い切った後です。

そのため、低速通信を活用したい人には向きません。

10分かけ放題が付属している分、他の格安スマホと比べると月額料金が割高です。

家族割で2回線目以降は500円の割引ですが、それでも2,180円とやや高め。

とにかく安く使いたい人、電話は不要な人は他社を選びましょう。

まとめ

以上、3GBの格安スマホの選び方とおすすめの格安スマホを紹介しました。

3GBプランは多くの格安スマホで用意されているため、どれにすればいいか迷うかもしれません。

月額料金や対応している機能などをしっかり比較し、自分に合ったものを選びましょう。

どうしても迷った時は本記事で紹介した8つの中から選んでみてください。

  • BIGLOBEモバイル
  • IIJmio
  • LINEモバイル
  • LinksMate
  • mineo
  • OCNモバイルONE
  • UQモバイル
  • Y!mobile

いずれの格安スマホもサービス内容が充実しており、おすすめですよ。

ライター紹介
aonegi1993

格安SIMやスマホが好きなフリーランスライター。大学時代に節約のため格安SIMを使い始めたのをきっかけに、スマホライターとして活動中