【2020年】格安スマホ(格安SIM)の選び方とおすすめの格安スマホ会社5選

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格安スマホ(格安SIM)はその名の通りスマホを安く使えるサービスです。スマホ代を節約するために、大手キャリアからの乗り換えを検討している人も多いと思います。

しかし、格安スマホ会社は非常に多いため、いざ格安スマホに乗り換えようにもどの会社にすれば良いのか分からないかもしれません。

そこで本記事では格安スマホの選び方と、2020年におすすめの格安スマホ会社を紹介します。

格安スマホ(格安SIM)の選び方

格安スマホ(格安SIM)を選ぶ際は以下の4つのポイントに着目してください。

  • 通信速度
  • 対応回線
  • 利用するデータ通信量
  • かけ放題オプション

通信速度

一般的に格安スマホ(格安SIM)は平日お昼や夕方など、回線が混雑する時間帯は速度が遅くなります。それ以外の時間帯も、大手キャリアよりも速度が遅いことが多いです。

ただし、格安スマホの中にも通信速度が速いキャリアや安定しているキャリアは存在します。通信速度を重視したい場合は、通信速度が速いと言われているキャリアを選びましょう。

対応回線

格安スマホ(格安SIM)のSIMカードだけを契約し、スマホは大手キャリアのものを使う予定の方は対応回線もチェックしてください。

大手キャリアのスマホには「SIMロック」という制限がかかっており、そのスマホで他社のSIMカードが使えないようになっています。

例えばドコモのスマホにはドコモのSIMロックがかかっており、au回線やソフトバンク回線の格安スマホのSIMを挿しても使えません。一方、ドコモ回線の格安スマホであれば、そのままドコモのスマホに挿して使うことが可能です。

また、SIMロック解除をした大手キャリアの端末や最初からSIMロックがない「SIMフリースマホ」でも、回線に対応していない場合は利用できません。

例えばau回線に対応していないSIMフリースマホだと、SIMロックがかかっていなくてもau回線の格安スマホは利用不可です。使えるのはドコモ回線とソフトバンク回線の格安スマホのみとなります。

ドコモ、au、ソフトバンクのどの回線に対応しているかは格安スマホによって異なります。手持ちのスマホをそのまま使う場合は、そのスマホに対応した回線を利用している格安スマホを選んでください。

利用するデータ通信量

格安スマホ(格安SIM)の料金プランは1ヶ月に利用できるデータ通信量によって決まっています。例えば月3GBで1,600円、月10GBで3,000円、といった感じです。

データ通信量が少ないと月の途中で使い切ってしまい、速度制限にかかってしまいます。かといって、データ通信量が多すぎるのは無駄です。

自分が普段どれくらいデータ通信を使っているのかをチェックし、それに応じたデータ通信量を選んでください。

例えば、現在毎月5GBのデータ通信量を使っている人は、格安スマホでも5~6GBのプランを選べばOKです。

どれくらいのデータ通信量を利用しているかは大手キャリアのマイページでチェックできます。

  • ドコモ:My docomo
  • au:My au
  • ソフトバンク:My SoftBank

かけ放題オプション

(出典:https://www.ymobile.jp/plan/option/super_daretodemo/)

格安スマホ(格安SIM)では電話をすると20円/30秒の通話料がかかります。電話をたくさんする人は「かけ放題オプション」がある会社を選びましょう。

大手キャリアでは時間・回数ともに無制限のかけ放題がありました。一方、格安スマホは1回10分までの通話が無料で出来る「10分かけ放題」のような通話時間に制限のあるかけ放題が中心です。

無制限のかけ放題を利用できる会社は限られています。とにかく電話をたくさんする、という人はまず無制限のかけ放題があるところを優先的に選んでください。

おすすめの格安スマホ(格安SIM)5選

格安スマホ(格安SIM)会社はたくさんあり、初心者だとどこにすればいいか迷ってしまいます。そこで、数ある格安スマホ会社の中から、とくにおすすめの5つをピックアップしました。

  • UQモバイル:通信速度が速い、完全かけ放題が使える
  • Y!mobile:通信速度が速い、ソフトバンク光とのセット割あり
  • LINEモバイル:SNS使い放題、3キャリアすべての回線対応
  • OCNモバイルONE:通信速度が安定、端末セットが安い
  • BIGLOBEモバイル:動画が見放題、BIGLOBEユーザーは割引あり

UQモバイル

(出典:https://shop.uqmobile.jp/shop/)

通信速度を重視する人におすすめなのが「UQモバイル」です。au回線に対応しています。

回線品質が良く、通信速度が速いです。通信速度を重視するなら、まず検討したい格安スマホですね。

UQモバイルは格安スマホ(格安SIM)では珍しく時間・回数ともに無制限のかけ放題オプションも提供しています。電話をたくさんする人にもおすすめです。

また、UQモバイルは低速通信時の速度が速いという特徴もあります。

プランSは300kbps、プランRは1Mbpsです。

とくにプランRは一般的な格安スマホの低速(200kbps)の5倍速く、SNSや調べものはもちろん動画視聴もこなせます。

高速通信と低速通信を切り替える機能もあるので、賢くデータ通信量を節約可能です。

プラン名データ通信量月額基本料金

スマホプランS

3GB

1,980円

スマホプランR

10GB

2,980円

Y!mobile

(出典:https://www.ymobile.jp/iphone/?ref=gnav)

大手キャリアであるソフトバンクのサブブランドにあたる格安スマホ(格安SIM)です。

ソフトバンク回線に対応しているのに加えて自社回線も保有しており、通信速度が安定しています。UQモバイル同様、通信速度を重視する人におすすめです。

すべてのプランに無料で10分かけ放題オプションが付属しており、さらに完全かけ放題も利用できます。

特徴も料金プランもUQモバイルと似ているため、どちらが良いか分かりにくいかもしれません。

Y!mobileならではの特徴としては以下の2つが挙げられます。

  • ソフトバンクの光回線とのセット割がある
  • PayPayとの相性が良い

Y!mobileはソフトバンクの光回線とセットで契約すると「おうち割 光セット」が適用され、月額料金が500円割引されます。自宅の光回線がソフトバンクなら、スマホもY!mobileにするとお得です。

また、スマホ決済サービス「PayPay」との相性も良く、還元率アップやキャンペーンでの優遇といった特典を受けられます。

ソフトバンクの光回線やPayPayなどをメインに使っている人はUQモバイルよりY!mobileがおすすめです。

プラン名データ通信量月額基本料

スマホベーシックプランS

3GB

2,680円

スマホベーシックプランM

10GB

3,680円

スマホベーシックプランR

14GB

4,680円

LINEモバイル

(出典:https://mobile.line.me/event/SNS0yen-campaign2020/)

LINEやTwitter、instagramといったSNSのヘビーユーザーにおすすめなのが「LINEモバイル」です。

対象のサービスがデータ通信量を消費せず使い放題になる「データフリーオプション」が最大の特徴。LINEやTwitter、instagramなどのヘビーユーザーならLINEモバイルにすると大幅にスマホ代を節約できます。

LINEが提供する格安スマホということもあり、

  • LINEのID検索機能が利用できる
  • LINE Payカードを使えばクレジットカードなしで申し込める
  • LINEポイントで料金を支払える

など、LINEの各種サービスとの相性が良いです。

とくにLINEのID検索機能は本来なら大手キャリアを利用しているアカウントでしか利用できません。大手キャリアを利用していなくてもID検索機能を使えるようになるのは、大きなメリットです。

また、ドコモ・au・ソフトバンクのすべての回線に対応しています。どのキャリアから乗り換える場合も、端末をそのまま使いやすいです。

2020年2月からは新プランがスタートし、3GBプランが業界最安値クラスで使えるようになりました。

お得なキャンペーンも実施しているため、LINEモバイルに乗り換えるなら今がお得です。

データ通信量データSIM(SMS付き)音声通話SIM

500MB

600円

1,100円

3GB

980円

1,480円

6GB

1,700円

2,200円

12GB

2,700円

3,200円

OCNモバイルONE

(出典:https://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/set.html)

大手プロバイダ「OCN」が手掛ける格安スマホです。ドコモ回線に対応しています。

OCNモバイルONEは2019年11月に新コース(新プラン)をスタートしています。新コースは通信速度が安定しており、他の格安スマホだと速度が低下するお昼や夕方も速いです。

最近では端末セットの販売に力を入れています。他社より数千円安いのは当たり前で、さらに価格が安くなる端末セールも頻繁に実施。セール中は端末が1円で買えることも珍しくありません。

格安スマホへの乗り換えを気に端末も新しくしたい人におすすめです。

OCN光とセットで利用するとセット割が適用され、200円の割引を受けられます。最大5回線まで、合計1,000円の割引を受けることが可能です。

自宅の光回線がOCNの人は、スマホもOCNモバイルONEを選ぶと良いでしょう。

データ通信量データSIMデータSIM(SMS付き)音声通話SIM

1GB

なし

なし

1,180円

3GB

880円

1,000円

1,480円

6GB

1,380円

1,500円

1,980円

10GB

2,280円

2,400円

2,880円

20GB

3,800円

3,920円

4,400円

30GB

5,380円

5,500円

5,980円

BIGLOBEモバイル

(出典:https://join.biglobe.ne.jp/campaign/hikarisim/)

スマホで動画をたくさん見る人におすすめなのが「BIGLOBEモバイル」です。

対象の動画・音楽サービスがデータ通信量を消費しなくなる「エンタメフリー・オプション」が最大の特徴。動画視聴や音楽ストリーミングを頻繁に使う人ならスマホ代を大幅に節約できます。

とくにYouTubeをはじめとする動画サービスはデータ通信量の消費が激しいため、通常であれば数十GBの大容量プランを契約しないといけません。

BIGLOBEモバイルなら動画をどれだけ見てもデータ通信量を消費しないため、容量が少ないプランに切り替えることが可能です。

BIGLOBEの他サービスを利用している場合は月額料金が200円安くなり、ビッグローブ光とセットならさらに最大300円の割引を受けれます。すでに自宅の光回線がビッグローブなら、スマホもBIGLOBEモバイルにするのがおすすめです。

また、ドコモ回線とau回線の2つの回線に対応しています。今使っているスマホをそのまま使いやすいのもポイントです。

データ通信量データSIMデータSIM(SMS付き)音声通話SIM

1GB

なし

なし

1,400円

3GB

900円

1,020円

1,600円

6GB

1,450円

1,570円

2,150円

12GB

2,700円

2,820円

3,400円

20GB

4,500円

4,620円

5,200円

30GB

6,750円

6,870円

7,450円

まとめ

本記事では格安スマホの選び方と、2020年におすすめの格安スマホ会社をまとめました。

格安スマホ会社は100種類以上あると言われており、初心者だとどれを選べば良いか分からないかもしれません。

もしどの格安スマホを選べば良いか分からなくなった時は、今回紹介した5つの中から選んでみてください。

  • UQモバイル:通信速度が速い、完全かけ放題が使える
  • Y!mobile:通信速度が速い、ソフトバンク光とのセット割あり
  • LINEモバイル:SNS使い放題、3キャリアすべての回線対応
  • OCNモバイルONE:通信速度が安定、端末セットが安い
  • BIGLOBEモバイル:動画が見放題、BIGLOBEユーザーは割引あり

いずれも優秀な格安スマホなので、この5つの中から選べば間違いありません。ぜひ参考にしてくださいね。

ライター紹介
aonegi1993

格安SIMやスマホが好きなフリーランスライター。大学時代に節約のため格安SIMを使い始めたのをきっかけに、スマホライターとして活動中