10GB以上の大容量プランが使えるおすすめの格安スマホ8選

格安スマホでは10GB以上の大容量プランも利用できます。

動画視聴やゲームを長時間利用する人や、自宅にWi-Fi環境がない人におすすめです。

一言で大容量プランといっても、利用できるデータ通信量や特徴は格安スマホによってさまざま。

そこで本記事では、10GB以上の大容量プランで格安スマホを選ぶポイントと、おすすめの格安スマホを紹介します。

格安スマホで大容量プランを利用したい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

10GB以上の大容量プランで格安スマホを選ぶポイント

10GB以上の大容量プランで格安スマホを選ぶ際は、以下のポイントをチェックしてください。

  • 通信速度と短期間の速度制限をチェックする
  • データシェアを使うなら最大枚数や料金もチェックする
  • カウントフリーで代用できないか検討する
  • 30GB以上使うなら大手キャリアも検討する

通信速度と短期間の速度制限をチェックする

大容量プランで格安スマホを選ぶ際は通信速度と速度制限をチェックしてください。

いくらデータ通信量がたくさんあっても、速度が遅いと動画視聴やゲームを楽しめません。

大容量プランを利用するなら、ある程度通信速度が速い格安スマホを選んでください。

また、格安スマホによっては直近3日間で一定以上データ通信を使うと一時的に速度制限にかかることがあります。

せっかく大容量プランを契約しても、速度制限にかかってしまっては意味がありません。

なるべく速度制限がないものを選びましょう。

データシェアを使うなら最大枚数や料金もチェックする

データシェア目当てで大容量プランを利用する場合は最大枚数や料金もチェックしましょう。

シェアできるSIMカードの枚数は格安スマホによって異なります。

家族で利用する場合はシェアできる枚数が多い格安スマホを選んでください。

データシェアする際の利用料や追加SIMカードの手数料も格安スマホによってさまざまです。

プラン料金が安くても、データシェア料金を含めるとそこまで安くない、ということもありえます。

データシェアを利用する際は追加するSIMカードの料金を含めたトータル料金で比較してください。

カウントフリーで代用できないか検討する

特定のサービスだけをよく利用する人は「カウントフリー」で代用できないか検討してください。

カウントフリーは対象のサービスがデータ通信量を消費しなくなる機能です。

「YouTubeばかり見る」「SNSばかり利用する」といった人は、大容量プランよりもカウントフリーを利用したほうが安くなります。

カウントフリーがある主な格安スマホは以下の通りです。

  • BIGLOBEモバイル:動画、音楽、電子書籍
  • LINEモバイル:LINE、SNS、音楽
  • LinksMate:ゲーム、動画、SNS、攻略サイト
  • OCNモバイルONE:音楽

例えば毎月利用するデータ通信量が20GBで、そのうち15GBがYouTubeだとしましょう。

この場合、BIGLOBEモバイルでカウントフリーオプションを利用すれば6GBプランで済みます。

当然、他社で20GBプランを契約するよりBIGLOBEモバイルで6GB+カウントフリーオプションを使うほうが安いです。

格安スマホ契約プラン月額料金
BIGLOBEモバイル6GB+カウントフリー2,630円
BIGLOBEモバイル20GB5,200円
IIJmio20GB(従量制プラン)5,000円
LIBMO20GB4,680円
LinksMate20GB4,800円
mineo(Aプラン)20GB4,590円
OCNモバイルONE20GB4,400円
イオンモバイル20GB3,980円

特定のサービスのみ使う人は、カウントフリーオプションがある格安スマホを検討しましょう。

30GB以上使うなら大手キャリアも検討する

30GB以上の大容量プランを利用する場合は格安スマホではなく大手キャリアの契約も検討してください。

というのも、30GB以上の大容量プランでは大手キャリアと格安スマホで料金的な差が小さいからです。

例として、月30GBのデータ通信が使えるドコモのギガホと格安スマホの30GBプランを比較してみました。

キャリア30GBプランの月額料金
ドコモ(ギガホ)6,980円
BIGLOBEモバイル7,450円
IIJmio
(12GB+20GBオプション)
6,360円
LIBMO
(ペア割30)
5,670円
LinksMate6,000円
mineo(Aプラン)6,510円
OCNモバイルONE5,980円
イオンモバイル4,980円

多くの格安スマホはドコモのギガホと月額料金の差がそこまでありません。

以前と違い、現在は大手キャリアも契約縛りがほとんどないため気軽に契約できます。

通信品質を重視するなら大手キャリアを利用してもよいでしょう。

格安スマホで30GBプランを使うなら、LIBMOやイオンモバイルのように月額料金が安いものを選んでください。

10GB以上の大容量プランがあるおすすめ格安スマホ8選

10GB以上の大容量プランがある格安スマホのうち、おすすめは以下の8つです。

格安スマホデータ通信量
(10GB以上)
月額料金データシェア速度制限
(高速通信)
IIJmio10~20GB2,300円~最大10枚あり(au回線のみ)
LIBMO10~30GB2,280円~最大3枚なし
LinksMate10~1TB2,380円~最大5枚なし
OCNモバイルONE10~30GB2,280円~最大5枚なし
UQモバイル10GB2,980円×あり
Y!mobile10GB、14GB3,680円~最大3枚なし
イオンモバイル12~50GB2,380円最大5枚あり(au回線のみ)
楽天モバイル無制限2,980円×あり

それぞれの特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。

IIJmio

項目内容
データ通信量ファミリーシェアプラン:12GB
従量制プラン:10~20GB(1GB刻み)
月額料金12GB:データ2,560円、音声3,260円
10GB:データ2,300円、音声3,000円
(20GBまでは1GBごとに+200円)
データシェアファミリーシェアプラン:最大10枚
従量制プラン:最大3枚
高速通信の速度制限タイプA:3日あたり6GB
タイプD:なし

IIJmioは大容量プランを家族でシェアしたい人におすすめです。

12GBのファミリーシェアプランは最大10枚のSIMカード(音声通話SIMは5枚まで)でシェアできます。

毎月20GBまたは30GBのデータ通信量をプラスする大容量オプションがあるので、家族全員がデータ通信量をたくさん利用する場合も安心です。

利用したデータ通信量に応じて料金が高くなる「従量制プラン」は最大20GBのデータ通信量を使えます。

データシェアは最大3枚まで利用可能です。

家族全体のデータ通信量がそこそこ多く、なおかつバラつきがある人に向いています。

注意点としては、IIJmioのau回線(タイプA)は3日あたりで6GBのデータ通信を利用すると一時的に制限されます。

短期間に使いすぎないよう注意してください。

ファミリーシェアプランの場合はドコモ回線(タイプD)を選べば直近3日間の制限なく利用可能です。

LIBMO

項目内容
データ通信量10GB、20GB、30GB
月額料金10GB:データ2,280円、音声2,980円
20GB:データ3,980円、音声4,680円
30GB:データ5,880円、音声6,580円
データシェア最大3枚
高速通信の速度制限なし

LIBMOでは10GB、20GB、30GBの3つの大容量プランがありますが、中でも30GBがお得です。

普通に契約してもデータSIMが5,880円、音声通話がSIM6,580円とそこそこ安いですが、各種割引を利用するとさらに安くなります。

割引名適用条件割引後の料金
ペア割3030GBプランを2枚のSIMでシェア5,670円
TLCプラスTOKAIユーザーがペア割30を利用4,980円
学生支援3024歳以下の学生が30GBプランを利用2,980円
親子支援3024歳以下の学生と親の2人でシェア4,980円
※1 いずれも月額362円のWi-Fiオプションの申し込みが必要
※2 ペア割30、TLCプラス、親子支援30は音声通話SIM+SMS付きデータSIMの料金

ペア割30は音声通話SIMとSMS付きデータSIMの2枚で容量シェアできて、通常の30GBプランより安いです。

TOKAIグループのユーザーならTLCプラスにより、他社の20GB並みの料金で利用できます。

学生支援30と親子支援30は24歳以下の学生がいることが条件です。

利用できる人は限られますが、親子支援30は他社の20GB並み、学生支援30は他社の10GB並みという格安の料金で利用できます。

上記の割引は30GB以外のデータ通信量では適用されません。

LIBMOは30GBのデータ通信を安く使いたい人におすすめです。

LinksMate

項目内容
データ通信量10GB~1TBまで21種類
月額料金10GB:データ2,380円、音声3,100円
20GB:データ4,080円、音声4,800円
30GB:データ5,280円、音声6,000円
40GB:データ6,280円、音声7,000円
50GB:データ7,230円、音声7,950円
データシェア最大5枚
高速通信の速度制限なし

LinksMateは10GB以上のプランがなんと21種類もあります。

100GBや500GB、1TBなど他の格安スマホにはない超大容量の利用が可能です。

ただ、一般的な用途でそこまで使うことはまずありません。

本記事では区切りよく10GB/20GB/30GB/40GB/50GBのみ掲載しています。

LinksMateは月額500円のカウントフリーオプションにより、対象のゲームがデータ通信量を消費せずプレイし放題です。

さらに特定のゲームと連携すると限定特典がもらえます。

10GB以上のプランでは連携できるゲーム数が3つと多く、限定アイテムと交換できる「スター」も獲得可能です。

通信速度もドコモ回線の格安スマホとしては比較的速く安定しています。

ゲームを頻繁にプレイし、さらに動画視聴やSNSなどもヘビーに使う人におすすめです。

OCNモバイルONE

項目内容
データ通信量10GB、20GB、30GB
月額料金10GB:データ2,280円、音声2,880円
20GB:データ3,800円、音声4,400円
30GB:データ5,380円、音声5,980円
データシェア最大5枚
高速通信の速度制限なし

OCNモバイルONEでは10GB、20GB、30GBの3種類が用意されています。

いずれも月額料金が比較的安いです。

最大5枚のSIMカードで容量シェアできます。

恒常化しているキャンペーンにより、追加SIMの事務手数料がかかりません。

初期費用をかけずにデータシェアできるのが魅力ですね。

また、OCNモバイルONEはドコモ回線ながら通信速度が速く安定しています。

高品質なドコモの回線でデータシェアをしたい人におすすめです。

UQモバイル

項目内容
データ通信量10GB
月額料金2,980円(データSIMなし)
データシェア×
高速通信の速度制限3日あたり6GB

UQモバイルでは月10GBのスマホプランRを利用できます。

通信速度が速く、ゲームも動画視聴も快適です。

とにかく通信速度を重視する、という人はまず検討したい格安スマホと言えます。

さらに、スマホプランRは低速通信も1Mbpsと速いです。

SNSやウェブサイト閲覧、音楽ストリーミングなどの軽い用途はもちろん、標準画質の動画視聴も十分こなせます。

通信速度はそこそこで良いので、データ通信をたくさん使いたい人にもおすすめです。

UQモバイルには容量シェアはありません。

その代わりに家族割で2回線目以降は月額料金が500円引きです。

高速通信は最大10GBしか利用できないので、ヘビーユーザーからすると少し物足りないかもしれません。

また、直近3日間で6GB以上使うと一時的に制限される点にも注意が必要です。

Y!mobile

項目内容
データ通信量10GB、14GB
月額料金10GB:3,680円(データSIMなし)
14GB:4,680円(データSIMなし)
データシェア最大3枚
高速通信の速度制限なし

Y!mobileは10GBのスマホベーシックプランMと、14GBのスマホベーシックプランRが使えます。

自社回線を保有しているため、通信速度が速いです。

UQモバイルと違って速度制限もないので、短期間にたくさん使っても速度制限にかかりません。

最大3枚のデータシェアに対応しています。

音声通話SIMは使えませんが、余っているタブレットやサブ端末を安く活用することが可能です。

高速通信は最大14GBなので、やはりヘビーユーザーには物足りないかもしれません。

ソフトバンクもプランM/Rは低速通信が1Mbpsと速いため、使い切っても普段使いなら快適です。

しかし、UQモバイルと違って速度切り替えはできません。

低速通信を活用するならUQモバイルがおすすめです。

イオンモバイル

項目内容
データ通信量12GB、14GB、20GB、30GB、40GB、50GB
月額料金12GB:データ2,380円、音声2,980円
14GB:データ2,980円、音声3,580円
20GB:データ3,280円、音声3,980円
30GB:データ4,280円、音声4,980円
40GB:データ5,480円、音声5,980円
50GB:データ6,480円、音声6,980円
データシェア最大5枚
高速通信の速度制限au回線:直近3日で6GB
ドコモ回線:なし

イオンモバイルは10GB以上の大容量プランが6種類も用意されています。

自分の用途に合わせて細かく選べるのがメリットです。

月額料金も業界最安値クラスで、とくに30GBプランは他社の20GBプランとほぼ同水準の安さを誇ります。

最大5枚の容量シェアにも対応しており、家族で使いたい人にもおすすめです。

au回線は直近3日間で6GBの速度制限があります。

制限なく使いたい人はドコモ回線を選びましょう。

40GB/50GBも比較的安いですが、音声通話SIMの場合は大手キャリアのほうが安いケースも多いです。

大手キャリアとも比較した上で選びましょう。

楽天モバイル

項目内容
データ通信量無制限
月額料金2,980円
データシェア×
高速通信の速度制限1日あたり10GB

楽天モバイルは自社回線を保有しており厳密には格安スマホではありませんが、月額料金が安いので格安スマホとして扱います。

最大の魅力は月額2,980円でデータ通信を無制限に使えることでしょう。

大手キャリアの大容量プランの半額以下、他の格安スマホの大容量プランでもこれほど安いものはありません。

しかも先着300万人は1年間無料です。

通信速度も速く安定しているので、動画視聴やゲームも快適に楽しめます。

1日あたり10GB使うと一時的に制限がかかりますが、よほどヘビーユーザーでなければかからないでしょう。

非常に魅力的な楽天モバイルですが、データ通信が使い放題なのは楽天回線エリアのみです。

楽天回線エリアは非常に狭く、大多数の人は月5GBのパートナー回線エリアで使うことになります。

使い放題目当てで契約する場合は、対応エリアをしっかりチェックしてください。

1年間無料の間に契約し、大手キャリアや他の格安SIMと併用して使うのがおすすめです。

まとめ

スマホで動画視聴やゲームを長時間利用する人や、家族で格安スマホを利用したい人には10GB以上の大容量プランがおすすめです。

月額料金や通信速度、機能性(データシェアの有無や速度制限など)でしっかり比較し、自分にピッタリの格安スマホを選びましょう。

迷った時は、今回紹介した以下の格安スマホから選んでみてください。

  • IIJmio
  • LIBMO
  • LinksMate
  • OCNモバイルONE
  • UQモバイル
  • Y!mobile
  • イオンモバイル
  • 楽天モバイル

いずれも大容量プランの使い勝手が良い、優秀な格安スマホばかりですよ。

ライター紹介
aonegi1993

格安SIMやスマホが好きなフリーランスライター。大学時代に節約のため格安SIMを使い始めたのをきっかけに、スマホライターとして活動中