クレジットカードなしで契約できるおすすめの格安スマホ4選

スマホと通帳

格安スマホを申し込む際にネックとなるのがクレジットカードです。

複数の支払い方法がある大手キャリアと違い、格安スマホは原則クレジットカード払いしか利用できません。

クレジットカードを持っていない人や、持っているけど使いたくない人だと契約しづらいですね。

格安スマホの中にもクレジットカード以外の支払い方法が使えるものはあります。

しかし、

  • 口座振替を利用できる条件が決まっている
  • 手数料がかかる

などクレジットカード払いと比べるとデメリット・注意点も多いです。

クレジットカード以外の支払い方法で格安スマホを契約する場合は条件が緩いもの、手数料がかからないものを選びましょう。

本記事ではクレジットカードなしで契約できる格安スマホをまとめ、さらにその中からおすすめのものを紹介します。

格安スマホで利用できるクレカ以外の支払い方法

クレジットカード以外の格安スマホの支払い方法としては主に以下の3パターンがあります。

  • 口座振替
  • デビットカード
  • その他

デビットカードは利用料金が登録した銀行口座から即座に引き落とされるカードです。

クレジットカード同様に国際ブランド(VISAやJCBなど)に対応し、使い勝手もほとんど変わりません。

しかし、クレジットカードは後でまとめて利用料が引き落とされるのに対して、デビットカードは利用と同時に料金が引き落とされます。

クレジットカード デビットカード 違い

支払い能力の有無を確認する必要がないため、デビットカードは審査不要で持つことが可能です。

多くの格安スマホでは、クレジットカード以外だと口座振替かデビットカードのどちらかを使うことになります。しかし、一部の格安スマホでは独自の支払い方法の利用が可能です。

ここでは、それぞれの支払い方法ごとに利用できる主要な格安スマホを紹介してきます。

口座振替で契約できる格安スマホ

預金通帳

口座振替で契約できる格安スマホは以下の通りです。

格安スマホ口座振替の条件口座振替時の手数料
BIGLOBEモバイルデータSIMのみ200円
mineoeo光利用者のみ無料
NifMo@niftyの接続サービスとの合算のみ無料
OCNモバイルONEカスタマーセンターに連絡して申し込み無料
TONEモバイル店舗申し込みのみ無料
UQモバイルオンラインはMNPのみ無料
Y!mobile店舗または郵送申し込みのみ無料
楽天モバイルなし100円

主要な格安スマホのうち、口座振替を利用できるのは8つです。

楽天モバイル以外は口座振替を使うための条件があります。口座振替を利用する場合は条件をしっかりチェックしてください。

また、BIGLOBEモバイルと楽天モバイルは口座振替時に手数料がかかります。決して高額ではありませんが、本来なら支払う必要がない料金を支払わないといけないのはもったいないですね。

デビットカードで契約できる格安スマホ

楽天デビットカード
(出典:https://www.mastercard.co.jp/ja-jp/consumers/offers-promotions/rakuten-bank.htm)

デビットカードを公式で使えると明言している格安スマホは以下の2つしかありません。

  • ロケットモバイル
  • 楽天モバイル

ロケットモバイルは一部のデビットカード(mijicaなど)は使えません。それ以外のデビットカードは使える可能性が高いです。

楽天モバイルは楽天銀行デビットカードとスルガ銀行デビットカードのみ利用できます。使えるカードが制限されていますが、デビットカードが使えると明言している数少ない格安スマホです。

なお、以下の格安スマホでは非公式ながらデビットカードが使えます。

  • mineo
  • NifMo
  • OCNモバイルONE
  • UQモバイル

あくまでも非公式であり、必ずしも使えるわけではありません。確実にデビットカードで支払いたい場合はロケットモバイルか楽天モバイルを契約しましょう。

ちなみに「非公式ながらデビットカードが使える」とされている格安スマホを申し込む場合は以下のデビットカードを使うのがおすすめです。

  • スルガ銀行デビットカード
  • 楽天銀行デビットカード
  • JNB Visaデビットカード
  • りそなデビットカード

上記のデビットカードは格安スマホで契約できたという口コミが多いです。

その他の支払い方法で契約できる格安スマホ

口座振替・デビットカード以外のユニークな支払い方法が用意されている格安スマホは以下の2つです。

  • LINEモバイル:LINE Payカード
  • LinksMate:LP支払い

LINEモバイル:LINE Payカードで支払える

LINE Payカード
(出典:https://pay.line.me/portal/jp/about/pay-card)

LINE PayカードはLINEのプリペイドカードです。

事前に銀行口座やコンビニで残高をチャージし、料金を支払います。

LINEモバイルはこのLINE Payカードで支払いが可能です。

LINE PayカードはLINEアカウントさえあれば誰でも作れます。クレジットカードのような審査はありません。

また、残高が少なくなったら銀行口座から自動でチャージする「オートチャージ」の利用も可能です。オートチャージ設定をしておけば、実質口座振替のように支払えます。

LinksMate:LP払いで実質コンビニ払いが可能もデメリットが多い

LP
(出典:https://linksmate.jp/about/settlement/lp/#about-lp)

LPはLinksMateのポイントサービスです。事前にコンビニまたは銀行決済でLPを購入しておくと、1ポイント=1円として月額料金の支払いに充てられます。

支払い方法をLP払いにすれば、クレカなしでLinksMateを利用可能です。LPはコンビニでも購入できるので、銀行口座を登録したくない人にも向いています。

ただし、LP払いを利用する際は以下のデメリットに注意してください。

  • LP購入時に手数料がかかる
  • 常に2ヶ月分のLPを所有していないといけない

LP購入時には手数料がかかります。手数料は購入額が10,000円未満なら300円、10,000円以上なら購入額の3%のです。

最低でも10,000円以上まとめて購入し、手数料の実質負担額を少なくしましょう。

クレカなしで契約するのにおすすめの格安スマホ4選

ここまでクレジットカードなしで契約できる格安スマホをまとめました。

その中でも、とくにおすすめなのが以下の4つです。

  • UQモバイル:口座振替
  • Y!mobile:口座振替
  • 楽天モバイル:デビットカード
  • LINEモバイル:LINE Payカード

UQモバイル:口座振替

口座振替で契約したい人におすすめなのがUQモバイルです。

MNPの場合、オンライン申し込みでも口座振替を選択できます。複雑な条件がなく、手数料もかかりません。

UQモバイルは通信速度が速くサービス内容も充実しています。月額料金を下げつつ、大手キャリアのような使い勝手を維持したい人におすすめです。

ただし、MNPを利用しない新規契約の場合、オンラインでは口座振替を利用できません。完全新規で口座振替を利用したい人はUQモバイルの店舗から申し込んでください。

Y!mobile:口座振替

口座振替を利用したい人にはY!mobileもおすすめです。

UQモバイル同様に通信速度が速く、サービス内容も大手キャリア並みに充実しています。LINEのID検索やキャリアメールなど、他の格安スマホにはないサービスを使えるのが強みです。

ただし、Y!mobileの口座振替は郵送か店舗でしか申し込めません。ウェブ以外で申し込むとお得なキャンペーンを受けられないため、口座振替を使うならUQモバイルのほうがおすすめです。

楽天モバイル:デビットカード

デビットカードで申し込みたい人におすすめなのが楽天モバイルです。

利用できるデビットカードは楽天銀行デビットカードとスルガ銀行デビットカードの2つに限られます。それでもデビットカードが使えるとハッキリ明言されている格安スマホはほとんどないため貴重です。

デビットカードの使い勝手は口座振替とほとんど変わりません。手数料がかかりませんし、楽天銀行デビットカードなら楽天ポイントも貯まります。

楽天銀行の口座と楽天銀行デビットカードを作ったうえで楽天モバイルを申し込むのがおすすめです。

ちなみに楽天モバイルは口座振替もできますが、100円の手数料がかかります。使い勝手が同じなら、手数料不要でポイントも貯まるデビットカードの方が断然お得です。

LINEモバイル:LINE Payカード

LINEやSNSを頻繁に使う人におすすめなのがLINEモバイルです。

データフリーにより、LINEやSNSがデータ通信量を消費せず使い放題になります。データフリー対象サービスのヘビーユーザーなら、スマホ代を大幅に節約可能です。

LINEモバイルはLINE Payカードを使えばクレジットカードなしで契約できます。銀行口座から残高をオートチャージするように設定すれば、口座振替のように支払うことも可能です。

クレカ以外で格安スマホを契約する際の注意点

クレカ以外の方法で格安スマホを契約する際は以下の点に注意してください。

  • 残高不足で支払いに失敗しないよう注意する
  • 端末代の支払いができないことがある

残高不足で支払いに失敗しないよう注意する

クレカ以外で支払う場合は残高不足で支払い忘れにならないよう注意してください。

口座振替とデビットカードはどちらも直接銀行口座から料金が引き落とされます。引き落としの際に銀行口座の残高が足りないと、支払いに失敗してしまいます。

LINE PayカードおよびLP払いは事前に残高のチャージおよび購入が必要です。支払期日までに、忘れずにチャージしてください。

LINE Payカードはオートチャージ対応ですが、その場合も紐づけた銀行口座の残高が足りないと失敗します。

いずれのケースも、こまめに残高をチェックすることが大事です。

端末代の支払いができないことがある

格安スマホによってはクレジットカード以外の支払い方法だと端末代が支払えないことがあります。

本記事で取り上げている格安スマホで、クレカ以外の支払い方法を利用した際の端末代の支払いの可否をまとめました。

格安スマホ利用する支払い方法端末代の支払い
BIGLOBEモバイル口座振替×
LINEモバイルLINE Payカード一括払いのみ〇(分割×)
LinksMateLP払い一括払いのみ〇(分割×)
mineo口座振替
NifMo口座振替
デビットカード
口座振替:〇
デビットカード:一括払いのみ〇(分割×)
OCNモバイルONE口座振替
デビットカード
口座振替:×
デビットカード:×
TONEモバイル口座振替×
UQモバイル口座振替
デビットカード
口座振替:分割払いのみ〇(一括×)
デビットカード:〇
Y!mobile口座振替
楽天モバイル口座振替
デビットカード
口座振替:×
デビットカード:一括払いのみ〇(分割×)
※ロケットモバイルはそもそも端末セットの取り扱いがない

口座振替は端末代が支払えないケースが多いです。

デビットカードやその他の支払い方法は端末代の一括払いはできますが、分割払いができないケースがほとんど。

端末セットを購入したい場合は「口座振替やデビットカードでも支払えるかどうか」「分割払いができるかどうか」をチェックしてください。

まとめ

格安スマホはクレジットカード払いが原則ですが、口座振替やデビットカードなどで支払えるものもあります。

一番手間がかからないのはクレジットカードですが、どうしてもクレジットカードを利用できない人はそれ以外の支払い方法に対応している格安スマホを検討してください。

クレカ以外の支払い方法を利用する場合は以下の4つがおすすめです。

  • UQモバイル:口座振替
  • Y!mobile:口座振替
  • 楽天モバイル:デビットカード
  • LINEモバイル:LINE Payカード

いずれも条件が比較的緩く、手数料もかかりません。クレジットカード以外の方法で格安スマホを使いたい人は、ぜひ検討してください。

ライター紹介
aonegi1993

格安SIMやスマホが好きなフリーランスライター。大学時代に節約のため格安SIMを使い始めたのをきっかけに、スマホライターとして活動中