通信速度重視の人におすすめ!速度が速い格安スマホ7選

「格安スマホにしたいけど、速度が遅すぎないか心配」という人はいませんか?

確かに、一般的な格安スマホは大手キャリアより通信速度が遅いです。

とくに平日お昼や夕方など、回線が混雑する時間帯は多くの格安スマホで通信速度が低下します。

ただし、すべての格安スマホが遅いわけではありません。

格安スマホの中には通信速度が速く安定しているものも多いです。

通信速度が速い格安スマホを選べば、使い勝手を悪くすることなくスマホ代を節約できますよ。

本記事では通信速度が速い格安スマホを選ぶポイントと、速度が速いおすすめの格安スマホをまとめました。

通信速度で格安スマホを選ぶポイント

通信速度で格安スマホを選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 下り速度を重点的にチェック
  • 混雑する時間帯に下り1Mbps以上出る格安スマホを選ぶ
  • 通信速度は口コミや計測サイトで判断する

下り速度を重点的にチェック

通信速度で格安スマホを選ぶ際は「下り速度」を重点的にチェックしてください。

スマホの通信速度には「下り速度」と「上り速度」の2種類があります。

  • 下り速度:速いほどダウンロードにかかる時間が短くなる
  • 上り速度:速いほどアップロードにかかる時間が短くなる

下り速度はダウンロードの速さを表します。

実はLINEやメールの受信、ウェブサイト閲覧、動画視聴、ゲームのプレイなど、スマホで利用する多くの用途はダウンロードです。

つまり「下り速度が速い格安スマホ=スマホを快適に利用できる」と言えます。

一方、上り速度はアップロードの速度を表します。

アップロードに該当するのはSNSへの投稿やクラウドストレージへのファイルの保存などです。

全く重要ではないとは言いませんが、下り速度ほどは利用しません。

したがって、格安スマホの速度をチェックする際は下りの速度を重視しましょう。

混雑する時間帯に1Mbps以上出る格安スマホを選ぶ

通信速度を重視するなら、混雑する時間帯に1Mbps以上出る格安スマホを選びましょう。

格安スマホは時間帯によって通信速度にばらつきがあります。

とくに平日の以下の時間帯はスマホを利用する人が多く回線が混雑するため、通信速度が低下しやすいです。

  • 08:00~09:00
  • 12:00~13:00
  • 18:00~19:00

格安スマホでも回線が空いている早朝や深夜などの時間帯は速い速度が出ます。

それらの時間帯で速度を比較しても意味はありません。

大事なのは上記の混雑時間に最低限の速度が出るかどうかです。

通信速度はbps(ビーピーエス)という単位で表します。

用途によって必要な速度は異なりますが、最低でも1Mbps以上の速度が欲しいです。

つまり、回線が混雑する時間帯でも1Mbps以上の速度が出る格安スマホこそ、通信速度が速い格安スマホと言えます。

通信速度は口コミや計測サイトで判断する

格安スマホの通信速度は口コミや計測サイトでチェックしてください。

通信速度は格安スマホの公式サイトにも掲載されています。

例えばBIGLOBEモバイルのサイトにはau回線で最大958Mbps、ドコモ回線で最大1,288Mbpsという記載がありますね。

(出典:https://join.biglobe.ne.jp/mobile/plan/?cl=head_mobile_plan)

しかし、それはあくまでも理論上の最大通信速度です。

実際にスマホを利用してそれだけの速度が出ることはまずありません。

公式サイトに記載された速度だけで判断すると、失敗することが多いです。

SNSで実際に利用している人の口コミを調べる、もしくはkeisoku.ioのような計測サイトを活用しましょう。

通信速度が速いおすすめの格安スマホ

通信速度が速いおすすめの格安スマホは以下の通りです。

格安スマホ回線データ通信量月額料金
UQモバイルau3GB、10GB980円~
Y!mobileソフトバンク
Y!mobile
3GB、10GB、14GB2,680円~
OCNモバイルONEドコモ1~30GB880円~
LinksMateドコモ100MB~1TB250円~
楽天モバイル楽天
au
無制限
(パートナー回線は5GB)
2,980円
y.u mobileドコモ3GB、20GB900円~
イオンモバイル(タイプ2)ドコモ1~50GB480円~

それぞれの格安スマホの通信速度と特徴について解説していきます。

なお、通信速度についてはkeisoku.ioのデータを採用しています(楽天モバイルを除く)。

UQモバイル

数ある格安スマホの中でもトップクラスの通信速度と安定感を誇るのがUQモバイルです。

混雑時も速度が低下しにくいため、1日を通して快適にスマホを使えます。

通信速度を重視するなら、まず検討したいですね。

速度切り替えやバースト転送にも対応しており、データ通信の使い勝手も優れています。

通常の高速通信だけでなく、低速通信も速度が速いです。

とくにスマホプランRの低速通信は1Mbpsと、他社の低速通信(200kbps)の5倍の速度が出ます。

低速通信でも標準画質の動画視聴やゲームのプレイが可能です。

ただし直近3日間で6GB以上のデータ通信を使うと一時的に速度制限がかかります。

通信速度が速いとは言え、使いすぎには要注意です。

Y!mobile

Y!mobileは他の格安スマホと異なり、自社回線を保有しています。

通信速度が速く安定しており、1日を通して快適にスマホを使うことが可能です。

UQモバイルと違って短期間の速度制限がないので、データ通信量を使い切らない限りは思う存分データ通信量を使えます。

Y!mobileは速度が速いだけでなく、他の格安スマホでは利用できない機能やサービスに対応しているのも強みです。

  • 電話の無制限かけ放題がある
  • キャリアメールやキャリア決済が使える
  • LINEのID検索に対応
  • 実店舗が多い(全国に約4,000店舗)

通信速度だけでなく、サービスや機能面も重視したい人に向いています。

ただし、データ通信の使い勝手はあまり良くありません。

速度切り替えやバースト転送、データ繰り越しには非対応です。

プランM/RはUQモバイルと同じく低速通信が1Mbpsと速いのが特徴ですが、自由に速度を切り替えられません。

低速通信を活用するならUQモバイルがおすすめです。

OCNモバイルONE

ドコモ回線の格安スマホで安定した通信速度を維持しているのがOCNモバイルONEです。

以前はどちらかと言うと遅い格安スマホでしたが、2019年11月にスタートした新プランは通信速度が速く安定しています。

新プラン開始から1年ほど経ちますが、現在も通信速度は速いです。

UQモバイルはau回線、Y!mobileはソフトバンクおよび独自回線なので、ドコモのスマホをそのまま使えません。

ドコモ回線で通信速度を重視する人にはOCNモバイルONEがおすすめです。

月額料金も格安スマホの中では安い部類ですし、速度切り替えやバースト転送にも対応しています。

ただし、低速通信を契約データ通信量の半分ほど使うと低速通信がさらに制限されるのがデメリットです。

高速通信はそのような制限がないため、OCNモバイルONEは高速通信メインで使いましょう。

LinksMate

通信速度を重視するゲーマーにおすすめなのがLinksMateです。

ドコモ回線の格安スマホながら、通信速度が安定しています。

「カウントフリーオプション」により、対象のゲームを利用した際のデータ通信量が90%以上カットされるのが特徴です。

スマホでゲームを頻繁にプレイする人なら、スマホ代を大幅に節約できます。

ゲーム攻略サイトや、ゲームをダウンロード/アップデートする際に利用するアプリストアも対象です。

通信速度が速くデータ通信量を消費しないので、ゲームを思う存分楽しめますよ。

低速通信はバースト転送に対応しておらず、直近3日間の制限もあります。

あくまでも、高速通信のみを利用する人におすすめです。

楽天モバイル

高品質なデータ通信を思う存分使いたい人におすすめなのが楽天モバイルです。

keisoku.ioでは楽天モバイルを計測していないので、私が実際に契約している楽天モバイルの通信速度を掲載しておきます。

計測日は2020年10月8日で、Googleスピードテストを利用しました。

時間帯通信速度(下り)
08:0022.4Mbps
12:3028.7Mbps
18:3021.1Mbps
22:0022.7MBps

楽天モバイルも通信速度が速く安定しているのが分かります。

しかも楽天回線エリア内なら月間のデータ通信量が無制限です。

1日10GB以上使うと一時的に制限がかかりますが、よほどヘビーユーザーでなければ気にする必要はありません。

月額2,980円でデータ通信が使い放題なわけですから、かなりお得ですね。

ただし、パートナー回線エリアは月5GBまでしか使えません。

楽天回線エリアはまだまだ狭いため、多くの人はパートナー回線エリアで利用することになります。

使い放題目当てで契約する場合は、事前に対応エリアをしっかりチェックしてください。

なお、パートナー回線エリアは低速通信が1Mbpsと速いです。

SNSやウェブサイト閲覧、標準画質の動画視聴ならパートナー回線エリアでも実質使い放題と言えますね。

y.u mobile

2020年4月にスタートしたばかりの新しい格安スマホです。

ドコモ回線ですが、通信速度が比較的安定しています。

y.u mobileは残ったデータ通信量を無制限に繰り越せるのが特徴です。

他の格安スマホは翌月までしか繰り越せませんが、y.u mobileは100GBまでなら永久的に繰り越せます。

データ通信量にばらつきがある人でも、余ったデータ通信量が無駄になりません。

料金プランは3GBと20GBの2つだけです。

データチャージが1GB/300円と安いので、その中間のデータ通信量を使いたい人はデータチャージで調節しましょう。

y.u mobileはサービスを開始したばかりなので、今後もこの速度を維持できるかは不明です。

実績を重視するならOCNモバイルONEやLinksMateなど、長期間に渡って安定している格安スマホを選びましょう。

イオンモバイル(タイプ2)

高品質なデータ通信のみを安く使いたい人におすすめなのがイオンモバイルのタイプ2です。

イオンモバイルには全部で3種類のSIMタイプがあります。

SIMタイプ音声通話SIM通信速度速度制限
タイプ1(ドコモ回線)遅い高速:なし
低速:直近3日で366MB
タイプ1(au回線)遅い高速:直近3日で6GB
低速:直近3日で366MB
タイプ2(ドコモ回線)×速いなし

タイプ2は音声通話SIMが利用できません。

電話ができないので、メインのスマホ用としては不向きです。

その代わりに、通信速度が速く安定しています。

タイプ1はお昼や夕方に通信速度が低下しますが、タイプ2は混雑時でも速度が落ちません。

さらに短期間の速度制限がないので、データ通信量を使い切らない限りはデータ通信を思う存分使えます。

タブレットやサブ端末で使う、DSDV対応スマホで他の音声通話SIMと組み合わせるのに最適です。

まとめ

今回は通信速度で格安スマホを選ぶポイントと、通信速度が速いおすすめの格安スマホを紹介しました。

通信速度が遅いイメージが強い格安スマホですが、中には通信速度が速く安定している格安スマホもあります。

格安スマホでも動画視聴やゲームを快適に利用したい!という人は、通信速度が速い格安スマホを選びましょう。

本記事で取り上げた以下の格安スマホはいずれも通信速度が速いです。

  • UQモバイル
  • Y!mobile
  • OCNモバイルONE
  • LinksMate
  • 楽天モバイル
  • y.u mobile
  • イオンモバイル(タイプ2)

悩んだ時は、上記の格安スマホから選んでみてくださいね。

ライター紹介
aonegi1993

格安SIMやスマホが好きなフリーランスライター。大学時代に節約のため格安SIMを使い始めたのをきっかけに、スマホライターとして活動中