1GB以下のデータ通信が使えるおすすめの格安スマホ6選
格安スマホではデータ通信をあまり使わない人向けに1GB以下の小容量プランも用意されています。
1GBでもLINEやメールなど軽い用途は利用可能です。
電話がメインでデータ通信はそこまで使わない人、とにかく安くスマホを利用したい人に向いています。
ただ、1GB以下のプランは多くの格安スマホで用意されているので、選ぶのも大変です。
そこで今回は1GB以下のデータ通信量が用意されているおすすめの格安スマホを紹介します。
1GBの格安スマホを選ぶポイント
1GBのデータ通信を利用できる格安スマホを選ぶ際は、以下の3つのポイントをチェックしてください。
- 月額料金と追加チャージ料をチェックする
- データ繰り越しに対応しているかどうか
- 速度切り替えとバースト転送に対応しているか
月額料金と追加チャージ料をチェックする
1GB以下のプランを選ぶ際は月額料金をチェックしてください。
同じ容量でも、格安スマホによって月額料金は大きく異なります。
とくに100MBや500MBといった1GB未満のプランは割高なことが多いので注意してください。
コスパを考えると、1GBプランがお得なケースが多いです。
また、追加チャージ料にも目を通しておきましょう。
1GB以下のプランだとデータ通信量を使い切りやすいため、追加チャージをする可能性も高いです。
追加チャージ料も格安スマホによってバラバラなので、念のため確認してください。
データ繰り越しに対応しているかどうか
1GBプランの格安スマホを選ぶ際はデータ繰り越し対応の格安スマホを選びましょう。
データ繰り越しとは、余ったデータ通信量を翌月に持ち越して使える機能です。
例えば1GBプランを契約している人が実際には500MBしか使わなかったとします。
余った500MBは翌月に繰り越されるので、翌月は合計1.5GBのデータ通信を使うことが可能です。
1GBプランを選ぶ人はデータ通信をあまり使わない人が多いので、データ通信量が余りやすいです。
データ繰り越しに対応していれば、余ったデータ通信量を翌月に使えるので無駄になりませんよ。
速度切り替えとバースト転送に対応しているか
1GBプランの格安スマホを選ぶ際は「速度切り替え」と「バースト転送」に対応しているかもチェックしましょう。
- 速度切り替え:任意のタイミングで高速通信と低速通信を切り替える
- バースト転送:低速通信時も最初だけ高速通信で読み込む
速度切り替えで低速通信に切り替えれば、データ通信量を消費しません。
1GB以下の小容量プランで速度制限にかからないようにするためには、速度切り替えによるデータ通信量の節約は重要です。
さらにバースト転送に対応していれば、低速通信でもSNSやウェブサイト閲覧くらいなら問題なくこなせます。
逆に速度切り替えができてもバースト転送に対応していない場合は、低速通信を活用しにくいです。
1GB以下のデータ通信が使えるおすすめ格安スマホ6選
1GB以下のデータ通信が使える格安スマホのうちに、とくにおすすめなのが以下の6つです。
格安スマホ | データ通信量 | 月額料金 (音声通話SIM) | データ繰り越し | 速度切り替え | バースト転送 |
---|---|---|---|---|---|
IIJmio | 1GB | 1,180円 | × | 〇 | 〇 |
LINEモバイル | 500MB | 1,100円 | 〇 | × | × |
LinksMate | 100MB 200MB 500MB 1GB | 100MB:970円 200MB:1,020円 500MB:1,070円 1GB:1,100円 | 〇 | 〇 | × |
mineo | 500MB | Aプラン:1,310円 Dプラン:1,400円 Sプラン:1,750円 | 〇 | 〇 | 〇 |
OCNモバイルONE | 1GB | 1,180円 | 〇 | 〇 | 〇 |
イオンモバイル | 200MB 500MB 1GB | 200MB:980円 500MB:1,130円 1GB:1,280円 | 〇 | 〇 | 〇 |
それぞれの特徴やメリット・デメリットについてチェックしていきましょう。
IIJmio
IIJmioでは「従量制プラン」を選ぶと1GBのデータ通信を利用できます。
項目 | 内容 |
---|---|
利用できるデータ通信量(1GB以下) | 1GB |
月額料金 | データSIM:480円 音声通話SIM:1,180円 |
追加チャージ | × |
データ繰り越し | × |
速度切り替え | 〇 |
バースト転送 | 〇 |
低速通信の速度制限 | 3日あたり366MB |
従量制プランは使ったデータ通信量に応じて月額料金が決まるプランです。
利用できるデータ通信量の上限を設定できるため、上限を1GBにすれば1GBプランとして利用できます。
最大3枚のSIMカードによる容量シェアが可能です。
「データ通信の利用量は少ないが、サブ端末やタブレットでもデータ通信を利用したい」という人に向いています。
速度切り替えとバースト転送にも対応しており、使い勝手も良いです。
従量制プランなので、データ通信量の繰り越しと追加チャージには対応していません。
ただし、上限を引き上げれば1GB以上のデータ通信を利用できます。
+220円で2GBになり、それ以降は1GBにつき200円で利用可能です。
LINEモバイル
LINEモバイルでは500MBのプランが利用できます。
項目 | 内容 |
---|---|
利用できるデータ通信量(1GB以下) | 500MB |
月額料金 | データSIM:600円 音声通話SIM:1,100円 |
追加チャージ | 0.5GB/500円 1GB/1,000円 |
データ繰り越し | 〇 |
速度切り替え | × |
バースト転送 | × |
低速通信の速度制限 | なし |
月額無料の「LINEデータフリー」オプションにより、LINEはデータ通信量を一切消費しません。
トークはもちろん、音声通話もビデオ通話も制限なく利用可能です。
データ通信量を使い切って速度制限にかかっても、LINEだけは高速通信のまま使えます。
LINEがメインでそれ以外はデータ通信をあまり使わない人におすすめです。
500MBプランではSNSや音楽サービスも使い放題になる「SNSデータフリー」と「SNS音楽データフリー」が選べません。
SNSもたくさん利用するなら3GB以上のプランを選んでください。
月額料金自体は他社の1GBプランとほぼ同じなので割高です。
LINEだけをたくさん使う、という人でないなら他社の1GBプランを選ぶ方がコスパに優れます。
また、速度切り替えやバースト転送には非対応です。
低速通信を活用したい人には向いていません。
LinksMate
LinksMateでは1GB以下の容量が100MB、200MB、500MB、1GBと全部で4種類も用意されています。
項目 | 内容 |
---|---|
利用できるデータ通信量(1GB以下) | 100MB 200MB 500MB 1GB |
月額料金 | 100MB:データ250円、音声970円 200MB:データ300円、音声1,020円 500MB:データ350円、音声1,070円 1GB:データ380円、音声1,100円 |
追加チャージ | 100MB/200円 1GB/1,000円 |
データ繰り越し | 〇 |
速度切り替え | 〇 |
バースト転送 | × |
低速通信の速度制限 | 3日あたり300MB |
LinksMateは対象のゲームで利用したデータ通信量を90%以上カットする「カウントフリーオプション」が特徴です。
月額料金+500円で、データ通信量を気にせずゲームを思う存分プレイできます。
1GBプランなら対象のゲームと連携することで限定特典をもらうことも可能です。
対象ゲームをプレイしているなら1GBプランを選びましょう。
データSIMは1GBプランの中では最安クラス、音声通話SIMも比較的安いです。
500MB以下のプランと比べてもコスパに優れていますよ。
速度切り替えには対応していますが、バースト転送には非対応です。
さらに低速通信時は直近3日間の制限もあるので、低速通信メインの利用には向きません。
mineo
mineoは500MBのプランを使えます。
項目 | 内容 |
---|---|
利用できるデータ通信量(1GB以下) | 500MB |
月額料金 | Aプラン:データ700円、音声1,310円 Dプラン:データ700円、音声1,400円 Sプラン:データ790円、音声1,750円 |
追加チャージ | 100MB/150円 |
データ繰り越し | 〇 |
速度切り替え | 〇 |
バースト転送 | 〇 |
低速通信の速度制限 | なし |
大手キャリアすべての回線に対応しており、自分の端末に合わせて回線を選べるのが特徴です。
データ繰り越しや速度切り替え、バースト転送など基本的なサービスはすべて網羅しています。
さらに、月額350円で低速通信の最大通信速度が500kbpsになる「パケット放題」も利用可能です。
500kbps出ていればSNSやウェブサイト閲覧はもちろん、低画質であれば動画視聴もこなせます。
速度制限を気にせず、低速通信を活用したい人におすすめです。
フリータンクやパケットギフトなどでデータ通信量を分け合えるのもmineoならでは。
注意点としては、mineoの500MBプランは月額料金が割高です。
とくにソフトバンク回線を利用するSプランの音声通話SIMは他社の3GBプランより高く設定されています。
とにかく安く使うなら、他社の1GBプランを選んでください。
OCNモバイルONE
OCNモバイルONEでは音声通話SIMのみ1GBのプランが利用できます。
項目 | 内容 |
---|---|
利用できるデータ通信量(1GB以下) | 1GB(音声通話SIMのみ) |
月額料金 | 1,180円 |
追加チャージ | 1GB/500円 |
データ繰り越し | 〇 |
速度切り替え | 〇 |
バースト転送 | 〇 |
低速通信の速度制限 | 月に500MB前後使うとさらに制限 |
ドコモ回線ながら、通信速度が速く安定しています。
通信速度を重視する人におすすめです。
無料オプション「MUSICカウントフリー」により、対象の音楽サービスはデータ通信量を消費しません。
スマホで音楽をたくさん聴く人におすすめです。
月額料金が比較的安く、追加チャージも1GBで500円と最安クラスに設定されています。
速度切り替えやバースト転送にも対応するなど、使い勝手も抜群です。
ただし、低速通信を契約プランの半分(1GBプランなら500MB前後)使うとさらに制限されます。
制限後の低速通信は50Mbpsほどまで下がるため、遅くて使い物になりません。
低速通信の使いすぎに注意してください。
イオンモバイル
イオンモバイルでは200MB/500MB/1GBの3つのプランを利用できます。
項目 | 内容 |
---|---|
利用できるデータ通信量(1GB以下) | 200MB(音声通話SIMのみ) 500MB(音声通話SIMのみ) 1GB |
月額料金 | 200MB:980円 500MB:1,130円 1GB:データ480円、音声1,280円 |
追加チャージ | 1GB/480円 |
データ繰り越し | 〇 |
速度切り替え | 〇 |
バースト転送 | 〇 |
低速通信の速度制限 | 3日あたり366MB(タイプ2除く) |
200MBと500MBは音声通話SIMのみ用意されています。
また、200MBは60歳以上の人のみが使える「やさしいプラン」です。
したがって、多くの人は1GBプランを利用することになります。
コスパを考慮しても、基本的には1GBプランがおすすめです。
イオンモバイルは全国のイオン店頭でサポートを受けられます。
スマホ初心者や高齢者など、対面によるサポートを受けたい人にもおすすめです。
データ繰り越しやバースト転送にも対応し、使い勝手も優れています。
低速通信を3日あたり366MB使うとさらに速度が制限されますが、ドコモ回線のタイプ2のみ低速通信の制限がありません。
タイプ2には音声通話SIMがありませんが、低速通信を思う存分使えるのは大きな魅力です。
データSIMで低速通信を活用するならタイプ2を選びましょう。
1GB以下のプランを利用する際の注意点
1GB以下のプランを利用する際は以下の点に注意してください。
- 動画視聴やゲームをする人には向かない
- キャンペーンの対象外になることが多い
- 頻繁に追加チャージをするならプラン変更をする
動画視聴やゲームをする人には向かない
1GBプランは動画視聴やゲームをする人には向きません。
とくに動画視聴はデータ通信量の消費が激しく、1GBではあっと言う間に使い切ってしまいます。
ゲームは軽い2Dゲームをたまにプレイする、くらいなら大丈夫です。
通信量が多い3Dゲームをプレイしたり、長時間プレイしたりすると1GBでは足りません。
動画視聴やゲームを長時間するなら最低でも10GB以上のプランを選びましょう。
ただし、カウントフリーがあるLinksMateなら1GBプランでゲームをすることも可能です。
キャンペーンの対象外になることが多い
1GB以下のプランはキャンペーンの対象外になることが多いです。
格安スマホでは顧客を獲得するためにお得なキャンペーンを頻繁に実施しています。
しかし、多くの格安スマホでは1GB以下の小容量プランはキャンペーンの対象外です。
キャンペーンを利用すると1GBプランよりお得に3GB以上のプランを利用できることもあります。
格安スマホを契約する際は、各社のキャンペーン情報を事前にチェックしてくださいね。
頻繁に追加チャージをするならプラン変更をする
もし1GBプラン契約後に頻繁に追加チャージをするようなら、思い切ってプラン変更しましょう。
基本的に格安スマホの追加チャージは割高です。
毎月のようにチャージするくらいなら、2GBや3GBなどの容量が大きいプランに変更しましょう。
今回紹介した格安スマホはいずれもプラン変更が無料です。
IIJmioの従量制プランにいたっては上限を変更すれば、その月のうちに即容量を増やせます。
まとめ
以上、1GB以下のプランが利用できるおすすめの格安スマホを紹介しました。
1GB以下のプランがある格安スマホはいくつかありますが、その中でもおすすめは以下の6つです。
- IIJmio
- LINEモバイル
- LinksMate
- mineo
- OCNモバイルONE
- イオンモバイル
データ通信をあまり使わない人、スマホ代をとにかく安く抑えたい人はこの6つの中から選んでみてくださいね。
格安SIMやスマホが好きなフリーランスライター。大学時代に節約のため格安SIMを使い始めたのをきっかけに、スマホライターとして活動中